尽きることのない陶酔のメロディ「Chet Faker - "Built On Glass"」
- アーティスト:Chet Faker (チェット・フェイカー)
※現在は本名のNick Murphyに改名 - 作品名:Built On Glass
- 発表時期と作品形式:2014年、アルバム
こんにちは、Minimal Orderです。当サイトではトラックメイカーとしての私が衝撃を受けた傑作たちをご紹介しています。本日は第8回!
◆鳥肌ポイント
- 曲の中核であるメロディがもう本当ドえりゃーキャッチー。ボーカルパートも鍵盤パートも。
- 素朴でむき出し、余計な装飾がなくても成立するのは先般紹介したエンニオ・モリコーネ同様に楽曲が普遍的な美しさをまとっているから
- メロディやリズムだけでなく、鍵盤の音の質感選びやビートの中のざらついたおかずにも注目。エレクトロニックに温もりを宿すことに成功しています。
◆おすすめトラック:Talk Is Cheap
Chet Faker - Talk Is Cheap [Official Music Video]
◆個人的なストーリー
- オーストラリアの名門レーベルFuture Classicの新星として2010年代に登場したChet Faker。私の耳には音楽メディアキュレーションサービスのHype Machineを通じて入ってきました。何回も何回もリピートして聴いたあと、フジロックで拝めたのは本当に嬉しかったなあ。
- 昨年は幸運なことにロンドンで鑑賞することができました。もう名義はNick Murphyに変わっていますが、今でもChet Faker時の楽曲は生で披露してくれるようでした。特に締めの曲"Talk Is Cheap"は大合唱の大盛りあがり!これからも追いかけたい存在です。
- ちなみにレーベルFuture Classicはコンスタントにいいアーティストを見出し続けているので、Spotifyなどでのフォローをおすすめします。